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私のコニカC35はフラッシュマチック。
父が、こどもだった私を撮っていたもの。
いつのまにか使わなくなって茶箪笥の引き出しに押し込まれているのを発見して、ひとり暮らしのアパートに持ち帰ったのが22歳くらいのとき。
ウキウキしながら撮影してみたら、どの写真も露出オーバーだった。
壊れてる…。
勝手に持ち出しておいて壊れてるからって捨てるわけにもいかないので、ずっとそばに置いていた。(何故か底にロックマンのシールを貼ってしまった。)
それから長い月日が過ぎ、キャノンFXを修理してもらうついでに、C35もお願いした。一万円かかった。
このモノクロ写真たちは、「カラーネガだと露出オーバーで汚い色になる…でも白黒なら色がごまかせる!」と思って撮ったもの。安易な発想…。
修理したからもうこんな写真は撮れない。