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写真屋時代の話。

私が入社するちょっと前まで、証明写真は切現してたんだって。

一眼レフに36枚撮りをいれて、撮影して、そのあとに暗箱の中で写ってるであろう部分だけを切って、現像へ。

せこい！

でも、失敗が多くて（撮影部分を切ってしまうとか、フィルムを傷つけちゃうとか）12枚撮りを毎回使い切る方向になった。ははは。

 私は、「切現時代も体験してみたかったなー」っていつも思ってた。

そうそう、12枚撮りで思い出したけど、もうずいぶん前に12枚撮りって生産中止になったじゃない？

私は普段12枚撮りを使わないのでそれを知ったのは3年前くらいなんだけどね。

カメラが壊れた時に修理をお願いするお店があって、店主のおじいさんが

「12枚撮りも36枚撮りも、パトローネは一緒だからねえ。12枚撮りのほうがコストがかかっちゃうんだよ。」

って生産中止の理由を教えてくれたの。

なるほどーと思った。